2017/05/18 11:11
目標は「ベーシストに安心して選んで頂ける定番品」でした。
ベーシストのみなさま、こんにちわ!
今日は皆様に大変喜んで頂いておりますこちら、「Type-B」について書かせて頂きます。
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2015年の3月頃、シーナ&ロケッツのベーシスト、奈良敏博さんに
「10mの俺用のを作ってよー」と言われたのが、そもそもの始まりでした。
それから一ヶ月後の4月に1本出来たのですが、オーケーが出ませんでした。。。。
そこから手直しする事、なんと4回!
あーでもない、こーでもないと作っては鳴らし、
ドラマー捕まえて鳴らし、
ライブテックの際に実験させてもらったり。。。。
そしてそこから3ヶ月。
7月にやっと完成致しました。
そしてこの写真が納品させて頂いたときの様子です。
「これでフジロックも大丈夫!」と、太鼓判を頂きました。
そんな感じで認めて頂き、感謝感激!とても嬉しかったのをいまでも覚えています。
その後、親交のあるベーシストの濱田織人さんから
「シンセベースでも締まりのある、カッコいい音のを作って下さい」
とリクエストがあったので、奈良さんスペシャルをベースに再デザインしたのが「pro bass」モデルでした。
(現在は販売してません!)
そして年末まで、このPRO BASSのロードテストを敢行!
いろんなプレーヤーの意見を伺いました。
もちろんいつも通り、現場に何度も足を運び、テストを繰り返しました。
その中で見えてくる幾つものネガティブなポイントを、ひとつひとつクリアしてはバランスを取り直すという修行僧の様な日々(苦笑)
でもどうしてもクリアできない問題が幾つも出て来て途方に暮れていた2015年11月。
気分転換の為、シャレと勢いで「自分の為のみ」にテレキャス専用モデル「WILD FIRE」を製作しました。
具体的な内容はナイショにさせて頂きますが、弾いた瞬間に
「あ、これ使える!!!」
ビビビと来るポイントを発見!
そして年明け2016年のお正月中に、試作大会が再び始まりました。
これが1本目。
今とロゴデザインが違います。
今とロゴデザインが違います。
手応えを感じたので、1月末にテスト販売。
そしてもちろん沢山の現場で実際にチェックを繰り返しました。
ライブだけで10会場以上はチェックしました。
そして。
やった。直すところ、無いじゃん!!!
それでも心配なので、テストでご購入頂いた方のライブを中心に3月一杯までテストを重ねました。
そして4月からAmazonやシライミュージック様、イシバシ楽器様から発売することが出来ました。
結局12ヶ月。一年掛かりの大プロジェクトでした。
たった1本のケーブルにこれだけの時間を掛けるのは、クレイジーと何度も言われました。
NUDE CABLE Type-B
世界中のベーシストのスタンダードになる想いでサウンドをデザインしました。
なので奇をてらったようなトーンカーブなどは全くありません。
普通にベースが楽しくなる事だけを考えてデザインしております。
みなさまが安心して笑顔でボトムを奏でて頂ければ、きっとその場の皆さんがハッピーになれると思います。
もしベースの音で悩んでいらっしゃいましたら、先ずはこのType-Bを是非お試し下さい。
きっとお力になれると信じて、今日もせっせと作らせて頂きます。